士業連携のメリットは? 〜AI時代を生きるためのヒント〜

士業連携のメリットは? 〜AI時代を生きるためのヒント〜
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  • 作成日:2018年06月05日
  • 更新日:2018年07月30日

士業連携のメリットについて、ご紹介していきます!


独立開業を目指す士業または受験者の将来を揺るがす研究結果が、英国オックスフォード大学オズボーン准教授と野村総合研究所の共同研究による『国内601種類の職業が10~20年後にAI(人口知能)やロボットに代替される確率の試算』で発表されました。
この研究結果から、士業における“定型業務”はAIに代替される可能性が非常に高く、単独での生き残りが過酷になっていくと予想されています。
そこで今回は、AI時代を生きる士業の競争を勝ち残る方法について解説していきます。


士業業界の特徴は?姿を消す単純事務作業

専門色の強い業務内容の中で、AIが代替する要素がどこにあるのか?そう疑問に思う方もおられるかと思います。例えば、司法書士の業務のメインは過去の膨大な判例や事例をもとにした“書類作成および代行事務”であり、インプット作業についてはAIが介入する余地は大いにありえると予測されます。
この事務代行要素を含むAIの士業業界への参画は、司法書士に限らず、弁護士・公認会計士・税理士・行政書士・弁理士・社会保険労務士・不動産鑑定士といった書類作成代行業務をメインとしている業態にとって、可能性があると言われています。
今後、AIとの共存が必須となるのは士業に限らず他業種も共通することであり、それぞれAIによる精度の高いインプットを利用したアウトプット部分に重点を置いた業務にシフトチェンジしていく必要がありそうです。


生き残りをかけた挑戦・士業連携のメリットは?

士業のメイン業務がAIに代替されていては商売としても成立せず、生き残り自体が危ういものとなっていきます。
こうしたリスクを回避する手段として今回提案したいのが、『士業連携』です。
士業連携の最大のメリットは、なんといっても顧客満足度を高めることが可能になることでしょう。
他士業から得る知識を包括し士業同士が連携することで、業務の幅を広げ、対クライアントに対する複雑なM&A・中小企業へのコンサルティング等を、より効率的かつ専門的に提案できるといった点です。
こうした士業をまたにかけた複合的な業務は、AIに代替されにくいと考えられ、将来のボーダレスな士業連携の要となっていくことが予想されます。
士業連携はこの他にも、以下のメリットが挙げられます。
・士業間で案件を紹介することにより発生するマージン(紹介料)を獲得することができる(弁護士、司法書士を除く)
・顧客の質が一定程度担保され、安定した顧客獲得ができる


士業で連携するには?

士業連携とひとくちに言っても、そもそも士業間のネットワークがなければ実現は不可能となってしまいます。
そこで利用を検討したいのが、各種勉強会・独立開業を考える地域での士業協会ネットワーク・士業交流会といったものがあります。
積極的に上記の会に参加し、名刺交換で終わらせず、定期的に交流を持つことが重要になるでしょう。
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まとめ

単純作業がAIに代替されていく中で、AIが敵ではなく業務刷新のツールとして捉えていくべきでしょう。
その中で、士業連携は事務所にとって、AI時代に生き残るための重要な戦略の一つと言えます。
これから独立開業して勝ち残っていくためにも、士業連携の価値はより一層高まる傾向にあるため、顧客満足度の底上げにも直結する専門分野の融合を利用したコンサルティング・アウトプットを中心に、枠組みを超えた業態への移行の検討が必要です。

株式会社SAMURISE

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SAMURAI業をRISEするために、2017年9月に立ち上げたベンチャー企業です。
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代表取締役・公認会計士 白井佑弥