士業事務所が求人を出す前に知っておくべきことは？

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• 作成日：2018年06月08日
• 更新日：2018年07月30日

士業事務所が求人を出す前に知っておくべきポイントについて、ご紹介していきます！

売り手市場や採用難が叫ばれる中で、士業の人材募集においても、人が取れないという話がよく出てきます。
人材の募集を行っても中々応募が集まらず、悪戦苦闘しながらなんとか採用に漕ぎ着けても、求めていた人材とは大きくかけ離れていた、という状況が多くなっています。
そうした状況に陥ってしまう理由としては、士業においては専門的な業務の遂行が忙しく、人材を募集するにあたって気をつけるべきポイントを、十分に把握していないことが挙げられます。
人材募集において重要なポイントをあらかじめきちんと押さえておけば、事務所のニーズにマッチした有用な人材を効果的に採用することにつながります。
ここでは、士業事務所が求人を出すにあたって気をつけるべきポイントについてご紹介します。

１、本当に求人する必要があるか？

士業において焦って求人を出す前に、一度原点に戻って考えてみると有効なのが、「本当に求人を出す必要があるのか？」ということです。
人材派遣やアウトソーシングのサービスが充実している昨今においては、実はほとんどの業務は、外部リソースに頼ることが可能になっています。
士業において求人が必要なケースの典型例は、事務補助や経理補助ですが、そうした業務は士業特有の専門分野にはあまり関わりがないため、比較的簡単に外部の人材を活用することができます。
士業も客商売であり、特に独立してから間もない場合は、業績に波があることも多くなります。一方、人件費は基本的に固定費であるため、業績に関わらず費用を支出する必要があります。
また、採用してから「求人は必要でなかった」と気付いたとしても、一度採用した人材を切り離すことは、様々な面で難しくなります。
そうした観点から、求人が必要かどうか改めて考えて見ることは、非常に重要な作業になります。

２、士業事務所が求人の際に気をつけるべきことは？

求人が必要かどうかを改めて考えてみた結果、やはり必要だと判断した場合には、いよいよ求人を出す段階に入ります。

士業事務所が求人を出す場合には、特に独立したばかりのケースにおいて、一般的な企業と比較して人材募集に関するノウハウが不足しがちなことから、どのように募集をかければよいか分からない、ということがよくあります。
また、求人を出す段階で押さえておくべきポイントを外してしまうと、求めるような人材とはかけ離れた応募者ばかりになってしまう可能性が高くなります。

士業事務所が求人を出す場合に気をつけるべきポイントは、求人を出す前に、求める人物像をできる限り明確に具体化しておくことです。
事務所の特色がそれぞれ異なるように、求める人材も事務所によって異なってきます。
例えば、専門的な知識は十分にあるが、顧客との応対が苦手な所長が求めるべき人材は、自分に代わって顧客とスムーズに応対してくれる、コミュニケーション能力の高い人物、ということになります。
今の自分や事務所に何が不足しているのかを、日頃の業務を通じてきちんと把握しておくと、求人において求める人材像を明確にすることができます。
求人の募集を出す際に、そうして絞り込んだ人物像を具体的に記載することで、ニーズにマッチした人材を採用できる可能性が飛躍的に高まります。

まとめ

士業事務所において、求人を出す場合に気をつけるべきポイントをご紹介しました。
求人を出す前に、本当に求人が必要かどうかを考えることは非常に重要です。一度採用した人材を切り離すことは難しく、固定費もかかるためです。
特に、独立したての士業事務所は経営に波があるため、多額の固定費を要する行為は慎重に検討する必要があります。
実際に求人を出す場合には、求める人材像をできる限り具体化しておくことが大切です。
それによって、採用におけるミスマッチを防止し、今の事務所に足りないものを補ってくれる、理想的な人材を見つけることにつながります。
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