士業が独立開業するにはいくら必要?

士業が独立開業するにはいくら必要?
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  • 作成日:2018年05月31日
  • 更新日:2018年07月30日

士業の開業資金について、紹介していきます!


士業として働く上では、いつかは独立開業して自分の事務所を持ちたくなる方が多いと思います。一般的に、士業の開業資金は高額にはならないと言われていますが、かかる費用については前もって知っておきたいところでしょう。
士業が独立開業する際に、資金がどれくらい必要であるかについて解説します。


1、各士業別の入会金・登録料

対象は、弁護士、公認会計士、税理士、司法書士、弁理士、社労士、行政書士、不動産鑑定士です。


弁護士:入会・登録→6万円から63万円、継続(年間)→50万円から110万円

弁護士の開業にあたっては、日弁連への登録料と、弁護士会への入会金が必要になります。日弁連への登録料は全国どこで開業しても一律で3万円なのですが、弁護士会の入会金は都道府県ごとに大きな差があります(安ければ3万円、高いところでは最大60万円)。これに加えて毎年、各団体の会費を負担する必要があります(安ければ年間50万円、高いところでは年間110万円)。


公認会計士:入会・登録→15万円、継続(年間)→10万円から12万円

公認会計士として開業するためには、入会金と施設負担金を合計して8~9万円を支払う必要があります。それと、登録免許税として6万円を支払います。会費として本部会と地域会を合計して年間で10~12万円程を必要とします。


税理士:入会・登録→15万円、継続(年間)→10万円

税理士が開業時に支払う費用としては、日本税理士会への登録料として5万円、登録免許税として6万円が必要になります。また、税理士会の入会金として4万円前後の支払いが必要になります。税理士会と支部会の会費を合わせて、年間で10万円台半ばの会費が必要になります。


司法書士:入会・登録→10万円、継続(年間)→2.5万円から30万円

司法書士の開業にあたっては、司法書士会への登録手数料2万5千円と、登録免許税3万円がかかります。これに日本司法書士連合会への入会金として3万5千円~5万円のお金がかかります。年会費は登録する司法書士会によって金額が異なりますが、おおよそ月2万5千円、年間で30万前後の費用がかかる計算になります。


弁理士:入会・登録→11万円、継続(年間)→18万円

弁理士としての開業に際しては、日本弁理士会への登録料35,800円および登録月の会費として1万5千円を支払う必要があります。これに加えて、登録免許税としてさらに6万円を支払います。


社労士:入会・登録→5万から13万円、継続(年間)→7万から10万円

社労士(社会保険労務士)の登録申請手数料と登録免許税がそれぞれ約3万円ずつ、それに各都道府県の社会保険労務士会の入会金が約10万円かかります。社会保険労務士会連合会への登録には2年以上の実務経験が必要ですが、代わりに事務指定講習を受けることで登録可能で、その費用として約7万円を支払う必要があります。他にも年会費として、例えば東京都社会保険労務士会であれば96,000円の年会費が必要です。


行政書士:入会・登録→10万から25万円、継続(年間)→5万から7万円

行政書士として開業するためには、各都道府県の行政書士会に入会する必要があります。都道府県ごとに入会金は異なり、安いところで10万円程度、高いところだと20万円を超える入会金が必要になります。これに加えて、行政書士会の登録手数料や年会費の前払い3ヶ月分、登録免許税も必要になります。
行政書士会の年会費は都道府県ごとに異なり、年間5~8万円かかります。その他、業務に必要な費用を加えれば、入会金と合わせて30万円を超える費用がかかる都道府県もあります。


不動産鑑定士:入会・登録→13.5万から100万円、継続(年間)→9万から45万円

不動産鑑定士としての開業には不動産鑑定士協会連合会への登録が必要です。業者会員の場合は最大で100万円の入会金と、月額最大37,800円の会費が必要になります(所属鑑定士の人数および資本金により区分)。これとは別に登録免許税6万円(鑑定士補は3万円)と、各都道府県の不動産鑑定士協会への入会が必要になり、都道府県別に入会金と年会費がかかります。


2、共通してかかる開業資金は?

士業として独立開業する場合、必要な資金は登録や入会金だけではありません。
例えば、事務所に必要な費用です。自宅で開業するのであれば不要ですが、新たに事務所用の物件を借りるのであれば、初期費用として数カ月分の「保証料等」と毎月の「家賃」が必要です。
また、事務所費用としては「備品」も無視できません。パソコンや電話、プリンター、デスクなど、事務所に欠かせない備品の購入費用は、必要な備品が多いほどかかりますし、通信設備には「通信費」もかかります。
さらに、「ホームページ」も士業としての独立開業には必要で、作成依頼には数十万円の費用がかかります。
その他にも「名刺」「開業挨拶状」「看板」等を用意するのにもお金がかかります。


まとめ

各士業の開業資金をご理解して頂けたのではないでしょうか?
士業種、地域でも必要な開業資金が異なることがわかりました。士業の独立開業には相応の開業資金が必要になります。
開業当初の収入は心もとないと思いますので、安心して業務に専念できるように地域の選別をはじめ、十分な資金を用意しておくことをおすすめします。
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参考サイト

各士業協会サイト

株式会社SAMURISE

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代表取締役・公認会計士 白井佑弥